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食べ物について

 「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」という言葉通り、心身が正常に活動している状態を「健康」と言います。
健康であることは、心が豊かになり、生活面に明るく、華やぎをそえて、仕事も順調な運びとなり、幸せな家庭が生まれることは言うまでもありません。

 文明の発達や医学の進歩により、「健康」と「病」に関するさまざまな研究がなされてきました。
しかし、複雑な現代生活において、地球温暖化による環境や大気汚染、異常気象等、また農薬、そして誤った薬剤の使用によるトラブル、不自然な食生活がもたらす弊害等で、いつ心身のバランスが崩れ病に冒されるかわからない、不安材料が満ちあふれております。

 特に食生活が心身に与える影響は大変なものがあります。
例えば、ある有名な動物公園で150種類の昆虫を飼育しておりますが、市販されている野菜を与えると、死を早める為にエサは無農薬野菜を使用しています。
 人間は昆虫が死ぬほどの農産物を何気なく食べていることになります。現在の農産物には農薬はもとより、化学肥料、化学物質が多用され、その残留農薬が身体に蓄積されて、さまざまな病気を引き起こす可能性にさらされています。
健康を害した時に農薬が原因とは断定出来ませんが、生産者の中には体に変調をきたしている人が多数おられます。

 食品添加物の種類も多く、約1500種類と言われています。その中には人間の細胞や遺伝子にまで悪影響を与えるもの、遺伝子が傷つけられ、奇形や発ガン性の恐れのあるものがあると言われています。
食品添加物は化学合成品(酸化防止剤、殺菌料、防カビ剤、保存料、強化剤、調味料、甘味料、酸味料その他を含めて351品目)だけで、年間50万トンが生産され、国民一人あたりに換算すると、一年間で4キロ一日あたり11グラムを摂取することになります。
これらの食品を摂り続けますと、あきらかに心身に大きな障害をもたらすこととなり、実に恐ろしいことになります。

 私達は出来る限り、農薬や化学肥料を使用しない農産物や、無添加の加工品を購入するよう心掛けることが大切だと思います。
また、出来るだけ国内産のもの、つまり製造過程の見えやすいものを食する事が血液を綺麗にして健康を維持すること、そして病気を治すということにも繋がると思います。

 特に次の世代の担い手である乳幼児、体の基礎作りをしている子供達にとって、現在の食品は危険が多過ぎます。一日も早く安全なものを食べさせて上げたいと強く願っております。
常日頃、心身を鍛え、心の安定をはかり、良い環境作りに努力することは勿論ですが、更に食生活を自然食養生活に改善してゆくならば、初期の効果は大いに期待できると思います。
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