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体験報告

進路選択の時期に先生との関係がこじれて

 中学2年の息子の5月の家庭訪問の折に進路などについて担任の先生と話し、ある程度、意思の疎通ができたと思っていました。しかし、2週間ほど経って、息子が理科の先生からの心無い言動が続き、精神的にしんどくて学校に行きたくないと言うので、担任の先生に相談の電話をしたところ、確認もせずに強い口調で、理科の先生の擁護をされ、一方的な言い方に私も感情的になってしまいました。
その後、連絡もなく、息子にはその場しのぎの言い訳をされ、気を取り直して学校へは行っていましたが、それ以来、親子共に先生への不信感が募り、精神的に辛い日々でした。
 
3年になり早くから色々な高校の見学を始めました。夏休みに今まで希望していた学校と随分違った学校を見学した時、帰り道で「あの学校でしっかり勉強したいな」と呟きました。
 
2学期に入り、他の教科の先生から理科の先生に言われたようなことを言われるようになり、私が学校に電話をすると、その先生は言わなくなるけれど、他の先生が言うようになるという、もぐら叩きのような状況になりました。信頼できる○○先生にご相談しましたが、状況はあまり変わりませんでした。
 
その頃から私に頭痛が起こり始め、時には激痛となり、HRにご相談させて頂きました。
頭痛の対処としては、首にHR水を噴霧したタオルを巻き、こめかみ、肩、腕の付け根、わきの下にもHR水を噴霧して休むようご指導頂きました。すると、翌朝には随分と楽になっていました。
 
先生との関係がこじれたことに関しては、家の間取りから見る水回りの位置など考えられる原因を一つずつ洗い出してくださいましたが、これというものに思い当たらず、HRから頂いたアドバイスを思い出しながら過ごしていました。
 
そんな中、息子は大好きな英語で市の英語祭の学校代表に選ばれていた為、その練習と友達に会えることだけを楽しみに学校に行くことができたようです。
こんな状況で内申が悪くなったら可哀想なので何とかしなければと思って動くのですが、思いが強ければ強いほど、動けば動くほど空回りする感じでした。
 
英語祭も終わり、進路を決める時期になり、息子は夏休みに見学に行った学校を第一志望にしました。
 
また、息子が一番信頼している○○先生に再度ご相談したところ、今度は「不登校になっては大変ですので私から先生に話してみます」と言ってくださいました。これで駄目なら息子を守るために不登校も止むを得ず、と腹をくくり帰宅しました。
 
その日の夕方、担任の先生から電話があり「○○先生からお話を聞きました。この件に関しては全て私が悪いので、お母さん、ごめんなさい。許してください」と何度も言ってくださり、進路に関しても「学年職員全員で面接練習等の準備をさせて頂きますので」とも言ってくださいました。
 
このような電話を頂くとは思っていなかったので、大変驚き涙が溢れました。
どうしてあんなことになったのか、詳しい説明はありませんでしたが、今までのことを咎めるよりも、おっしゃって頂いたことを有り難くお受けすることにしました。
その後は状況が一変し、今までのことが嘘のように、先生方から有り難いお声掛けを頂くようになりました。尽力くださった○○先生には感謝の気持でいっぱいでした。
 
この事をHRにご報告させて頂きました際に、お願い書を書いてみられたらとお声掛け頂き「第一志望校名、第二志望校名、息子にとって良い学校、将来に繋がる学校に合格させてください」と書いて事務所にFAXさせて頂きました。
 
お陰様で無事合格させて頂きました。
 
振り返ってみると、通常なら起こりそうもないことから、起こりそうもない展開になりましたが、息子の将来に繋がる大事な進路の選択の時期であったからこそ、このような体験をさせて頂き、良い方向へと導いて頂いたのではないかと思える出来事でした。
 
色々とお世話になり有り難うございました。心より感謝致します。
 
 
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